茶髪はほんとうに「ダメ」な色か

 私の髪色は茶色です。チョコレート色といいましょうか、明るすぎず暗すぎない色です。母からの遺伝で生まれつきこの色で、友人や美容院の方からも「いい色だね」と褒められています。この髪色で良かったと誇らしげな気持ちでしたーー高校に入学するまでは。

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 私が入学した高校は思いの他校則が厳しく、入学式当日に「その髪はなんなんだ」と指摘されました。これまで髪色について学校から何か言われることがなかったため、驚きました。そして、地毛証明書の提出と頭髪検査を求められました。また、生徒指導部がよくなかったのでしょう、幼少期の写真も添付して証明書を出したにも関わらずその後2年ほど疑われ続けました。幸い、このことを相談した美容院の方が学校まで足を運んでくださりよく説明していただけたので状況が改善しましたが、毎日生徒指導の先生に監視されていたあの頃の気持ちは忘れられません。

 友人から「きれいな髪色だね」と言われても「学校では認められない、ダメな色」と思いこんでしまい、どうして誉め言葉をそんな風に受け止めてしまうのかと自己嫌悪に陥りました。私以外にも、地毛を認めてもらえない中高生がいると思うと悲しくなります。髪も1人ひとりの個性です。髪についてむやみに否定することは人格否定にもつながります。

実際私は、高校卒業後、これ以上髪について言われたくないがために黒に染めてしまいました。今は理解してくれる友人が多く、少しずつ髪色を戻している最中ですが、髪色についてもっと寛容であってほしいと心から思います。